職場の上司との上下関係は、昔に比べればカジュアルになった。それでも守るべき一定の距離はある。

いくら頼れる上司でも、その扱いを間違えると「堕悪」、つまり悪に堕ちる。
そして、堕悪と化した上司に立ち向かうには、また自らも「堕悪」となる必要がある。

正義を貫き、地域住民に信用・信頼されるべき警察官もまた、例外ではない。

信頼を置いていた上司・警察学校時代の同期・果ては婚約者まで、全ての人間に裏切られた警察官・犬飼。
彼が悪に堕ちるのもまた、必然であった———

20181216_192649-756x1008


恵まれすぎている

職場環境に恵まれているのは非常にいいことだが、あまりにも恵まれすぎていると、必ず「ウラ」があると疑わねばならない。

堕悪の主人公・犬飼は、正義感溢れる警察官。
頼れる上司とコンビを組み、その上司の娘との結婚も控えていた。

こんなに恵まれていることは、普通ならまずありえない。
この時点で疑いにかからなかったことが犬飼の落ち度といえよう。



仕事がスムーズに運びすぎる

仕事は一人でやるものでなく、必ず相手がいるもの。
ある程度の予測を立てながら仕事をするものだが、当然、予期せぬ状況に陥ることもある。

堕悪-DARK-の主人公・犬飼は、頼れる上司とコンビを組み、ある麻薬密売組織を追っていた。
アジトを突き止め、いざ突入と洒落込む犬飼。
が、そこは俺たちの出番だぜ?とばかりに、麻薬取締官(通称:マトリ)が手柄を横取りしてくる。
しかし、“都合よく”マトリがホシの一人を逃がし、裏口から出てくるホシを“都合よく”捕まえる犬飼。

こんなにスムーズに事が進むのに、まだ疑わない犬飼はどうかしてるぜ。



上司が頼れすぎる

無論、上司は頼れるに越したことはない。
しかし、頼れすぎる上司もいかがなものか。

堕悪-DARK-(日文コミックス)の主人公・犬飼圭司には、頼れる上司・おやっさんがいる。
おやっさんは、犬飼のどんなピンチにも必ず駆けつける。
勝鬨橋に犯人が立てこもった時も、丸腰で犯人のもとへ説得に向かった犬飼を案じてか、銃を持って応援に向かう。

こんな出来た上司がいることに疑問を持たない犬飼、もはや救いようがない。



舞台は警察だが、ここに挙げた4つのポイントは、あなた方にも起こりうること。
職場の環境がいい、仕事が進みすぎてる時こそ、堕悪になる危険性を忘れてはならない。