ゼロ……
彼が存在する限り
この世から
ひとつだけという言葉は
消えてしまうことだろう———…


「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」は、スーパージャンプで20年以上連載された超長寿作品である。
単行本はなんとびっくり78巻。しかも1話完結。
こち亀、ゴルゴ13と共に三大国民的漫画と呼ばれてるとか呼ばれてないとか。

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そんな「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」だが、上記の2作品に比べ、いまいち知名度が低いのではないか?
そう勝手に私が感じているので、今回はなぜ知名度が低いのかに焦点を当ててみたい。



両さんは警官、ゴルゴは殺し屋。ゼロは……

国民的漫画の条件があるとするならば、まず第一に「わかりやすい、馴染みのある職業」だろう。
こち亀の両さんは警察官、ゴルゴ13のデューク東郷は殺し屋、ワンピースのルフィは海賊、NARUTOのナルトは忍者、などなど。
警察官はともかく、殺し屋や海賊に馴染みがあるか?と疑問に思われるかもしれないが、ここでいう「馴染み」とは、漫画やアニメ、小説、ドラマ、映画等で馴染みがあるかどうか。
殺し屋、海賊を主人公にした作品は多数存在するので、取っつきやすく物語に入りやすい、すなわち人気作になりやすいということ。

対する「ゼロ」はどうか?
主人公の榊零(さかきれい)は、ゼロ(ZERO)と名乗る贋作者
超人的な才能を持ち、様々な人物から依頼を受け世界各国を飛び回る。
平たく言えばニセモノを作るのがかなり上手いひとである。

馴染みがあり派手なアクションも描写できる上記4職に対し、「ゼロ」の贋作者という職業はかなり地味だし馴染みがないと言わざるを得ない。
アクションもあるにはあるが、せいぜい街のチンピラと小競り合う程度。地味。

殺し屋や海賊と同じ犯罪者なのに、なぜ差がついたか———



「ゼロ(零)」といえば今や「賭博覇王伝 零」。「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」を挙げる者は一人もいない

ちょっとしたオタクに「ゼロといえば?」と問いかけると、恐らく大半が「賭博覇王伝 零」と答えるだろう。
あとは「ゼロの使い魔」「ゼロの執行人」あたりか。

「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」と答える人は一人もいないと断言する。
私もちょっと捻って加瀬あつし先生のゼロセンを挙げるのが精いっぱいだろう。



いた

今回の記事を書くにあたって、「ゼロ THE MAN OF THE CREATION」のことを調べてたら…

いた。

「万能鑑定士Q」という作品の主人公・凜田莉子が作中で「ゼロかっこいい!大好き!」と発言しているらしい。

実在人物ではないものの、ゼロのファンがいることが判明した。
よかったね、ゼロ。